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平安神宮 「大儺之儀」 
大儺之儀について
平安神宮節分行事「大儺之儀(だいなのぎ)」は、古くは「追儺(ついな)」あるいは「鬼やらい」といわれ、遠く平安朝のころより朝廷の祓の行事として、旧暦正月の前日、つまり現在の立春の前日、節分の日に行われていたものです。
この行事は、昭和49年、故猪熊兼繁(いのくまかねしげ)京都大学名誉教授の時代考証によって復元されたもので、平安朝当時の「追儺式」が式次第、作法、祭具、衣裳にいたるまで綿密に再現されており、平安京の正庁朝堂院を模した平安神宮の社殿にて行われることには、たいへん大きな意義があります。
斎場は、四隅に忌竹(いみだけ)を立てて注連縄(しめなわ)を張り巡らし、陰陽五行の思想にちなんで、北東に青、南東に赤、南西に白、北西に黒(紫)の四垂が掛けられます。これは四方を守る神獣「四神(ししん)」蒼龍(そうりゅう)、朱雀(すざく)、白虎(びゃっこ)、玄武(げんぶ)に因むものです。

大儺之儀 次第
時刻、東の方から上卿(しょうけい)・殿上人(でじょうびと)がそれぞれ童(わらわ)をしたがえて入場し、五位・七位の儺人(なびと)が続きます。
西の方からは、陰陽師(おんみょうじ)が6人の斎郎(さいろう)をひきいて入場します。
まず、斎郎(所役)が食薦(けこも)を敷き、案に神饌を供えます。
中央の案には五色の絹・飯(いい 餅米を蒸して高盛にしたもの)、右の案には鰹節・昆布・若布・酒、左には延鮑(のしあわび)・酒・塩が供えられます。
次に、斎郎が版(ばん 斎場の正確な位置を示す印)を舗設します。
次に、儀式をつかさどる陰陽師が独特の歩き方で版の前に進み、祭文(さいもん)を奏上します。
祭文のなかばに、黄金4つ目の面をつけた大舎人(おおとねり 大男)、方相氏がシンシ(子どもの所役)8人をひきいて入場して参ります。
祭文が終わると方相氏が中央に進み、3度手に持つ矛で盾を打ち「鬼やらう」と大声で発声します。
次に、上卿が中央に進み、北東と北西に向かい桃の弓で葦の矢を射ます。
次に、殿上人が同様に桃の杖で、北東・南東・南西・北西と四方を撃ちます。
次に、方相氏が先程と同様に矛と盾を打ち鳴らし「鬼やらう」と発声しながら、斎場の周囲を3度廻ります。後にはシンシと儺人(なびと)が「鬼やらう」と発声しながら続きます。
次に、応天門南側まで移動し、方相氏、上卿、殿上人が門外に向かって同様に大儺の儀式を行います。
方相氏は常人の倍もある眼力で睨むことと大声を発声すること。
上卿は祓いの力があるとされる桃の木製の弓で浄化作用のある葦の矢を射ること。
殿上人は同様に桃の杖で四方を撃つこと。
このように災いをしりぞける儀式を幾度も行い、周囲の邪気や罪穢れを祓いやります。 ~平安神宮HPより

上記のような古式ゆかしい「大儺之儀」 (だいなのぎ)がそのまま目の前で再現される様は圧感です。
今年初めて見せて頂きましたが、これは是非来年も見学させていただかねば!!!と思いました。

皆様も是非!機会がございましたら。。お勧めです!!

このほかにも茂山社中による狂言奉納や、同じく茂山社中による鬼の舞い 福豆撒き 大火焚神事など、一日中見所が目白押しです。
住 所
〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町

電 話
TEL 075-761-0221 FAX 075-761-0225
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by usa3811 | 2011-02-03 17:40 | 京都歳時記

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